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家のこと ・ 2026年5月11日
信四郎の家を、孫の代で受け継ぐ。
屋号「のぶしろ家」は祖父・信四郎の名前から。六十年前に村人たちが寄り合って建てた家を、孫の代で宿として受け継いだ経緯を綴ります。
平久保半島の久宇良集落。重機もない時代、村人たちが寄り合って屋根を葺いた家があります。屋号「のぶしろ家」は、ここに住んでいた祖父・信四郎(のぶしろう)の名前の読みから。かつて祖父が同じ場所で営んでいた宿の名前を、孫の代で受け継ぎました。
残したもの、新しくしたもの
リフォームの方針はシンプルでした。古き良きものはそのまま残し、快適性のために必要な部分だけ新しくする。
残したもの:
- 六十年前の柱と梁
- 琉球石灰岩のアクセントウォール
- SEIKOの振り子時計(今も動いています)
- BROTHERのアンティークミシン
- 黒電話
- 赤瓦と漆喰の外観
- 玄関ホールの丸窓と式台
新しくしたもの:
- キッチン設備(ガスコンロ・冷蔵庫・電子レンジ・電気ケトル・調理器具・食器類)
- 水回り(洗面台・トイレ・お風呂)
- 寝具(ダブルベッド × 2、シングル布団 × 4)
- エアコン・Wi-Fi・洗濯機・乾燥機
なぜTVを置かなかったか
テラスがあるからです。サンセットビーチが徒歩1分で、頭上には日本初の星空保護区の星空が広がります。TVを消して、星空をつけてください。
「のぶしろ家」のメインキャッチコピーは「百万年の壁と、六十年の家で。」。琉球石灰岩はサンゴと貝が百万年かけて積み上げた石で、家自体は六十年前に村人が建てた古民家。時間の重なりの上で過ごす数日を、味わってもらえたらと思っています。